麻生太郎財務相は29日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス対策で国債を増発するなど悪化が懸念される財政への対応について
「増税に頼るのではなく、景気回復によって税収が伸びることを目指す」と述べた。
東日本大震災では当時の民主党政権が復興増税を行ったが、今回は増税に否定的な考えを示した。

 麻生氏は、32兆円近い一般会計歳出の全額を国債で賄う2020年度第2次補正予算案の閣議決定後も
「少なくとも日本の債券や円を売る動きにはなっていない」と強調した。

 一方、20年度の税収を過去最高の63兆5千億円としている見通しは「落ちることを想定しないといけない」と指摘した。

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