神奈川県警は6日、小学3年の男子児童(8)の顔面をたたいたとして、傷害の疑いで川崎市高津区下作延の職業不詳、木村慶太容疑者(36)を逮捕した。
「暴行は加えていない」と容疑を否認している。

県警によると、男児は木村容疑者の知人である40代女性の長男。6月2日に川崎市中部児童相談所から県警宮前署に「身体的虐待が疑われる男児を一時保護した」との通報があり、捜査していた。

 男児は木村容疑者からサッカーを教わっており、母親と男児は「サッカーの時間に遅れたから怒られて殴られた」と話しているという。母親の顔にもあざがあることから、県警は木村容疑者が親子に暴力を振るっていた疑いがあるとみて、調べている。

 逮捕容疑は5月下旬、自宅で男児の顔を平手で数回たたくなどし、両目打撲の傷害を負わせたとしている。