国家試験、高校生18人受験できず 1種電気工事士、教員申し込み忘れ 福島

福島県教育委員会は3日、喜多方桐桜高校の教員が、国家資格である第1種電気工事士試験の申し込みをしなかったため、
電気・電子科の生徒18人が10月4日の試験を受けられなくなったと発表した。

申込期限は7月2日まで。3日に担当教員2人が手続き状況を確認し、申し込みをしていないことが発覚した。
同校は同日、受験予定だった3年生10人と2年生8人、その保護者に経緯を説明し、謝罪した。同試験は年1度で、3年生は在学中に受験することができなくなった。

同校は卒業後も資格取得をサポートするなど対応するという。県教委の担当者は「生徒の進路に関わる重大な事案。
生徒の不利益になることがないよう、改めて各校にしっかり対応するよう通達する」とコメントした。【肥沼直寛】

https://mainichi.jp/articles/20200705/k00/00m/040/010000c