https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200703-00010004-reutv-m_est
ボツワナの「オカバンゴ・デルタ」で数百頭のゾウが死んでいるのが発見された。死因は分かっておらず、当局が調査を進めている。
政府の発表によると、死んだゾウは275頭。ただ、英団体「ナショナル・パーク・レスキュー」は400頭以上と推計している。
死んだゾウはそのままの姿で発見されているため、密猟の可能性は否定されている。
「ナショナル・パーク・レスキュー」の共同設立者、マーク・ハイリー氏は、「(ゾウにとって)今世紀最大の災害の一つ」と述べている。
ハイリー氏によると、5月初めから集団死が始まったが、政府の対応は遅かったという。
検査が完了していないため、死因に関する新たな情報は得られていない。
アフリカ全体のゾウの数は密猟のために減少している。
ただ、アフリカ大陸のゾウのほぼ3分の1が生息するボツワナでは、適切に管理された保護区により、90年代後半の8万頭から、13万頭に増えている。