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ボツワナの「オカバンゴ・デルタ」で数百頭のゾウが死んでいるのが発見された。死因は分かっておらず、当局が調査を進めている。

政府の発表によると、死んだゾウは275頭。ただ、英団体「ナショナル・パーク・レスキュー」は400頭以上と推計している。

死んだゾウはそのままの姿で発見されているため、密猟の可能性は否定されている。

「ナショナル・パーク・レスキュー」の共同設立者、マーク・ハイリー氏は、「(ゾウにとって)今世紀最大の災害の一つ」と述べている。

ハイリー氏によると、5月初めから集団死が始まったが、政府の対応は遅かったという。

検査が完了していないため、死因に関する新たな情報は得られていない。

アフリカ全体のゾウの数は密猟のために減少している。

ただ、アフリカ大陸のゾウのほぼ3分の1が生息するボツワナでは、適切に管理された保護区により、90年代後半の8万頭から、13万頭に増えている。