じゃがいもや、にんじんの価格は産地の天候不順の影響で、平年のおよそ2倍の高値になっています。このうちじゃがいもは少なくとも来月いっぱいは高値が続く見通しです。

東京都中央卸売市場での主な野菜の卸売価格は、29日の時点で「じゃがいも」が平年の2.1倍に、「にんじん」も平年の1.9倍になっています。

今後の価格の見通しについて、農林水産省は「じゃがいも」は主な産地の茨城県などで4月の気温が低かったことなどから、来月の出荷量は平年をやや下回り高値が続く見通しだとしています。

また、「にんじん」は北海道での生育が遅れているため来月前半は高値が続くものの、天候が良好な状態が続けば、来月後半は平年並みに戻る見通しだとしています。

このほか大幅な安値が続いていた「たまねぎ」のほか、「キャベツ」や「トマト」、それに「きゅうり」といった野菜の価格は、来月は、平年並みで推移すると見ています。

農林水産省は「今後も雨の状況次第でレタスなどの葉物野菜の価格に影響が出る可能性がある」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200630/k10012489691000.html