あおり運転 あすから厳罰化へ ドライバーに呼びかけ

30日、改正道路交通法が施行され、あおり運転が厳罰化されます。これを前に、
東京都内の高速道路でドライバーへの呼びかけが行われました。

29日は、東京 八王子市にある中央自動車道の石川パーキングエリアで、警察官など
およそ30人がドライバーに対して「あおり運転は犯罪」などと書かれたチラシを配りました。

あおり運転は、これまで法的に定義されていませんでしたが、今回の法改正では、
通行を妨害する目的での幅寄せや急ブレーキなどの行為があおり運転と規定されました。

こうした行為で危険を生じさせると、最高で5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科されます。

チラシを受け取った50代のドライバーは、「新型コロナウイルスの影響で車で通勤するようになったが、
通勤時は急いでいるせいかあおり運転のような車も見かける。危険な運転はやめてほしい」と話していました。

また、29日はヘリコプターを活用しての取締りも行い、上空から不審な車がいないか警戒に当たりました。

警視庁は、死亡事故にもつながる悪質な運転だとして、法改正を受け、都内各地の高速道路や
一般道であおり運転の取締りをさらに強化する方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200629/k10012487541000.html