慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォノク)さん(92)が2017年に国民からの寄付として受け取った1億ウォン(約890万円)が、口座に入金されてから
わずか1時間4分後に全額下ろされていたことが確認された。吉元玉さんは当時、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体
「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)のソウル市麻浦区内にある施設に滞在していた。

野党・未来統合党「慰安婦ハルモニ(おばあさん)被害真相究明タスクフォース(TF)」の郭尚道(クァク・サンド)委員長は「正義連が認知症の
ハルモニの世話をしながら、そのハルモニの口座に入ってきたお金を自分の組織に送金した部分については、横領罪などの捜査が必要だ」と言った。 中略

「1億ウォンが一日で口座からすべて消えた経緯」を問うと、正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長はテキストメッセージで「朝鮮日報は吉元玉
さんの通帳の明細をどのようにして入手したのでしょうか? 釈明願います」と回答した。その後、追加で「記事に責任はお取りになるのでしょう」というメッセージも届いた。

同じく正義連のハン・ギョンヒ事務総長は「寄付した5000万ウォンのほかに別部分、すなわちハルモニの個人資産はハルモニが管理
なさっていたので、私共は知るよしもない」と言った。

2020/06/29 11:19
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980089.html
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