ラーメン屋など、飲食店で「不味い」と思ったことはあるかもしれないが、そのことを店主に直接伝えたという人はさすがに少ないかもしれない。
一方で、弁護士ドットコムに寄せられた相談の中に「店主にはっきり不味いと伝えることは罪に問われるか?」という内容のものがあった。
投稿者によると、みんなが「不味い」と認識している場合を考えているようだ。ネット上では、こうした飲食店の評判に関する書き込みがよくされている。
はたして、はっきりと「不味い」と伝えることは、法的に問題あるのだろうか。田中一哉弁護士に聞いた。

●店主本人に伝えても「法的な問題」は生じない
「店主本人だけに『不味い』と伝えても、法的な問題は生じません。
ただし、ほかの客がいるような場面で『不味い』と伝える場合は、形式的には、刑事の『侮辱罪』(刑法231条)や民事の『名誉感情侵害』が問題になります。
しかし、発言者が、実際にその店のラーメンを食べたうえで、正直な感想としてそのような発言をしたのであれば、やはり法的問題にはならないでしょう。
最高裁が言うところの『社会通念上許される限度を超えた侮辱』とは言えないからです」

ソース抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/73e66f6441bfc89f8bd25b65fb13f4b9d1a548d0