北京近郊でロックダウン、50万人対象 武漢のピーク時と同様の措置
6/28(日) 22:50配信

【AFP=時事】中国当局は28日、新型コロナウイルスの新たな流行を封じ込めるために、首都北京近郊の
住民50万人近くを対象に厳格なロックダウン(都市封鎖)を課した。
中国は流行をおおむね抑制していたものの、北京で数百人が新型コロナウイルスに感染し、隣接する河北
(Hebei)省でも感染者が確認される事態となっている。

 保健当局は28日、北京から約150キロ離れた河北省安新(Anxin)県を「完全に封じ込めて規制下に
置く」と発表。今年初めに武漢(Wuhan)市において流行がピークに達していた際に実施されたのと同様の
措置が講じられることになる。
 安新県の防疫対策委員会は、各家庭から1人のみ1日1回、食料品や医薬品などの必需品を購入する
ための外出が許可されると発表した。

 安新県での今回の動きに先立って、北京では過去24時間で新たに14人の感染者が報告され、6月半ば
以降の感染者数は計311人に上っていた。
 今回の流行は北京の食品卸売市場「新発地(Xinfadi)」で最初に確認されたが、安新県の複数の事業者
がこの市場に淡水魚を出荷していたと、国営新華社(Xinhua)通信は報じている。
 中国共産党機関紙・人民日報(People's Daily)系の環球時報(Global Times)によると、安新県では12人
前後の感染が確認されており、うち11人の感染がこの市場に関係しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16d4e00408e15eb2c92e36dfebf59aadea2ab060