国連、SNSで極左過激派アンティファを擁護 のちに削除

国連はソーシャルサイトの公式アカウントで、米国など世界各地で暴力行為を扇動している極左過激派「アンティファ(ANTIFA)」や他の左翼組織を擁護した。

ジュネーブの国連事務所は6月19日(日本時間)、公式ツイッターアカウントで、アンティファが使う旗の画像を掲載し、
「アンティファと他の反ファシスト活動家を国内のテロリストとして形容する、米国司法長官の最近の声明に深い懸念を表明する」とした。
これは、国連内の自由と平和的な集会の権利に関する専門家グループの見方だという。

国連事務局はさらに、米司法長官の発言は「表現の自由と平和的集会の権利」を損なうと述べた。20日までにこのツイートは削除された。削除に関して説明はない。

米国では全土規模で、警官の過失で死亡した黒人市民ジョージ・フロイド(George Floyd)さんの事故を契機とする差別抗議運動「黒人の命は大切に(Black Lives Matter, BLM)」が起きている。
ウィリアム・バー(William Barr)司法長官は5月31日の声明で、一部の都市で起きた暴動には、アンティファや他の過激派組織が暴動に関わっていて、「国内テロ」と例えた。

米当局は、過激派グループとつながりのある特定の個人に対して包括的な調査を行っているという。
バー長官は6月8日、FOXニュースのインタビューで、「アンティファに関連する特定の個人には、集中的な調査を行っている」と語った。

ドナルド・トランプ大統領は5月31日、政権はアンティファをテロ組織に指定すると発表した。
この表明について、国連のフィヌエラ・ニー・アオライン(Fionnuala Ni Aolain)氏は、「思想の自由の侵害にあたる」として政権に懸念を表明した。
国連によれば、今回のアンティファを擁護する見方は、同氏の意見が含まれる。

アオライン氏は国連で「テロリズムとの対抗および人権と基本的自由の促進と保護に関する」特別報告官を担当する。
(略)
同氏は、投資家で左派リベラリストのジョージ・ソロス氏が設立した国際的な助成財団オープン・ソサエティ財団(Open Society Foundations、OSF)の女性プログラム理事長も務める。

https://news.livedoor.com/article/detail/18452392/