千葉県は19日、同県多古町の食品販売業者が韓国から輸入した赤貝から、国の規制値の2倍近いまひ性貝毒が検出され、業者に回収を命じたと発表した。
一部が市場を通じて飲食店に流通したという。現時点で健康被害の情報は入っていない。

県によると、回収の対象となったのは「盛洋貿易」が輸入した赤貝。同社は計3830キロを輸入し、東京都や水戸、横浜、福岡各市内の市場などに卸した。

一般的な加熱調理では毒素は分解されず、食べると手足のしびれや頭痛、呼吸困難などの症状を引き起こす。大量に食べると、最悪の場合は死に至ることもあるという。

赤貝を抜き打ち検査した福岡市から連絡があった。

https://www.sankei.com/life/news/200619/lif2006190056-n1.html