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ムソリーニ氏によつて前大戰以後溫譲された國民間の頽廢的氣分と赤化思想はある程度払拭された。

とに角赤化の直前にまで追い込まれたイタリーが、一應近代國家としての面貌を整へ、
エチオピア遠征の實力を培ひ得たものは、ムソリーニ式國粹教育の賜であつた。

イタリーはつひに、ムソリーニ氏の苦闘をもつてしても、眞に一國の浄化を成し得なかつたが、
ムソリーニ式教育を受けた愛國者の一團は、今日ムソリーニ氏を中心として一國再建に邁進してゐる。

その教育方針がバドリオ政權によつて一擲され、
愛國恩潮培養の教育方針が國際主義鼓吹に改められたことは、
すでに米英のイタリー幼少年に對するアングロ・サクソン奴隷化策が、一歩踏み出したものであるといふことができる。