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サンデー・エキスプレスに掲載された一讀者の投書論文は、獨逸國民の再教育と題し、
『勝利の暁我々は、三才から十四才までの獨逸幼少年を一人残らず英帝國自治領諸國に分配、
子供のないイギリス人夫婦は、すくなくも獨逸幼少年の一人を引取って教育すべきである。

戰争終了数十年間の間獨逸國内で生れた子供は、満三才に達すれば同じやうにイギリスに引取り、
悉く満二十五才までしっかりとイギリス人的思想を吹込み、
獨逸に於けるゲルマンの傳統を消して、イギリス的獨逸人で獨逸を再建せしめ、獨逸をイギリスの奴隷たらしめよ』
と極論してゐる。