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デーリー・メール紙の對獨戰後處理案は
一、英國ではすでに獨逸國民のどれ位をソ聯に送って殺戮せしめ、どの位を强制勞働せしめるか
一、どれ位の獨逸國民を戰後も獨逸に止めて、將來多年にわたり、
肉體的、精~的壓迫を加へてイギリス人の憎惡心を満足さすか研究中であるといふのである。

同紙の報ずるところによれば、イギリス國内に於ける獨逸奴隷化案の支持者は案外に多く、
イギリスの學者、政治者間には嗜虐主義者が氾濫し、『シベリヤに强制勞働せしむべき獨逸人の數』まで、眞面目に論ぜられてゐる。