ソニーは14日、イメージセンサーにAI処理機能を搭載した、世界初の「インテリジェントビジョンセンサー」を商品化。
1/2.3型、有効約1,230万画素の「IMX500」(ベアチップ製品)として、4月にサンプル出荷を開始した。
サンプル価格は1万円。パッケージ版の「IMX501」は6月にサンプル価格2万円で発売予定。

イメージセンサーにAI処理機能を搭載する事で、高速なエッジAI処理を可能にしている。
必要なデータだけを抽出する事で、クラウドサービス利用時のデータ転送遅延問題の低減、プライバシーへの配慮、消費電力や通信コスト削減などに寄与するという。

画素チップとロジックチップを重ね合わせた積層構造を採用しており、ロジックチップにAIによる画像解析処理機能を搭載した世界初のイメージセンサー。画素チップには有効約1,230万個の裏面照射型画素を配置し、広い視野角で情報を捉えられる。

ロジックチップには、通常のイメージセンサーの信号処理回路に加え、AIに特化した信号処理を担うソニー独自のDSPと、AIモデルを書き込めるメモリーを搭載。
これにより、高性能なプロセッサーや外部メモリーを必要とせず、エッジAIシステムを実現できるという。

ソニー、センサーにAI機能を搭載した世界初「インテリジェントビジョンセンサー」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1252481.html
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