「男子より女子の方が優秀だね」は本当か…理系人材の分析結果で見えてきた実像

プレゼン力は圧倒的に女子が強し
 女性活躍の各種指標が他国より低い日本。科学技術は多様性によるイノベーションが重要と言われ、なおさら問題だ。ただ近年は「男子より女子が元気で優秀」との声もよく聞く。都市部と地域の差もある。「リケジョ」、つまり理系の学びをする女子を、小中高校生の段階から増やす活動と効果を振り返る。

(中略)

数学のテストは各国共通で男子が高いが…
 高校生が大学の研究入門編を体験するグローバル・サイエンス・キャンプ(GSC)も同様だ。17年の発表会で全体の女子比率は48%なのに、受賞者は77%。19年は受賞者の82%を占めた。

 しかし経済協力開発機構(OECD)の15歳対象の数学テストの点数は各国と同様、男子が女子を上回る。理数系各教科をトップクラスの高校生が競う「科学オリンピック」出場も男子が圧倒的。国内受賞者の女子比率は10%を下回る。理数系のテストや実験は男子が、プレゼンテーションが重要な場面は女子がそれぞれ得意なようだ。
JSTの渡辺美代子副理事は「社会ではテストの点より、説明能力が重要なケースが多々ある。女子の理系進路の後押しに、面接の比重が高い入試を設ける策がありうるのではないか」とみる。

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