新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が東京都など7都府県に発令されて、
7日で1か月となる。KDDIの集計によると、5連休の中日となった4日の人出は、
前年の大型連休に比べて伊勢神宮周辺(三重県)で95・1%減を記録するなど、各地で大きく減った。

 KDDIは全国23か所の観光地について、4日午後3時台の人出を昨年10連休(4月27日〜5月6日)の
平均値との比較で発表した。軽井沢駅周辺(長野県)は92・2%減、淡路島・明石海峡大橋周辺(兵庫県)は
86・5%減で、浅草雷門周辺(東京都)など10地点で7割以上減った。
四国、九州、沖縄の調査地点は、減少が比較的小幅で、石垣島ゆいロード(沖縄県)は19・7%減、
松山城城山公園周辺(松山市)は29・8%減だった。

 JR各社によると、大型連休中の新幹線の自由席乗車率は軒並み10%以下となり、
東北、北陸新幹線などでは0%の列車も出た。東海道新幹線の自由席乗車率は、
5日の上りで最高30%にとどまった。

 高速道路も東名高速など全国主要40地点で昨年の大型連休中の平均と比べ、60〜80%減となった。
https://article.auone.jp/detail/1/2/2/162_2_r_20200505_1588675512350482