「日本は生産性が低い」
最大の原因は中小企業だ

大企業の生産性は
日本とEU28であまり変わらないのに、
日本の中小企業の生産性が
EU28のそれよりかなり低いことが目立ちます。

グラフ
https://i.imgur.com/FmCh1Uk.jpg

3000人の労働者を大企業3社に1000人ずつ分配するより、
1社の大企業と従業員2人の1000社に
配分したほうが生産性が下がる

と書いた理由はここにあります。
日本の生産性が低い根本的な原因は、
国民の価値観や文化の違いではなく、
国全体の
産業構造にあるのです。

企業の規模が小さいほど生産性が低くなるというのは、
世界中で確認できる経済の鉄則です。

日本では、全企業の99.7%が中小企業です。
日本という国にとって、
宝でもなんでもありません。
宝なのは、大企業と中堅企業です。

小規模事業者や中小企業に「宝」
と言えるような価値はありません。
将来、中堅企業や大企業に成長する通過点としてのみ、
価値があると言えます。
永遠に成長しない中小企業は、
国の宝どころか、負担でしかないのです。

https://toyokeizai.net/articles/-/339534?page=2