全国的な知名度を誇る青森県鰺ヶ沢町の秋田犬「わさお」の後ろ脚が弱り、4月に入って立ち上がれない状態が続いている。
高齢による衰えが原因とみられ、関係者は「来店や問い合わせを避け、見守ってほしい」と話している。

広報担当・工藤健さん(52)によると、わさおはこの2年ほど散歩の距離が短くなり、ゆっくり歩くようになっていた。
今月に入り、後ろ脚に力が入らず、立ち上がれなくなったという。
これまで、わさおは春先〜秋口は店外の小屋にいたが、現在は店員が目配りできる店の中で過ごしている。

わさおは推定13歳で、人間では90歳前後に相当する。食べるえさの量は以前と変わらないという。

飼い主の菊谷忠光さん(55)は「わさおの面倒はこれからもしっかり見ていく。心配かもしれないが、温かく見守ってほしい」と話している。
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