日立金属は27日、自動車部材などに使われる特殊鋼や磁石材料に検査データの書き換えなどの品質不正があったと発表した。

判明したのは国内外9拠点で、いずれも安全性に関する問題は確認されていないという。
西山光秋会長兼最高経営責任者(CEO)は報道機関との電話会議で「不正の期間は調査中だが、少なくとも10年以上前から継続していたと推定される」と述べた。

 社外の弁護士3人で構成する特別調査委員会を同日付で立ち上げ、全容解明を目指す方針。

 不正が判明したのは、特殊鋼が島根県安来市の工場、磁石材料は埼玉県熊谷市、兵庫県養父市の各工場、佐賀県内の2工場のほか、海外4工場。

(共同通信)

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