>>647

まず、検査する意味を考えよう。

検査すると検査結果としての陽性数、陰性数はわかる。
しかし、偽陰性の可能性も高いことが分かっているので実際の数字ではない。
陰性であっても感染していないという証明にはならず、行動を自粛することに変わりはない。

治療の面において、軽症患者は特にすることがない、安静にしておく。
ウイルス感染症は自己免疫で治すのが基本だからだ。
反面、軽症患者が入院を希望した際、断ることができない。
これは重症化した際にどこにも責任が取れないからだ。
よって、検査によって軽症患者を大量に見つけると、容易に医療資源の許容限界を超え、
感染の拡大、重症患者の治療困難が起こる事例が複数国で確認されている。

結果、基本的に重症、あるいは重症化しやすい例に検査、医療資源を集中させ、
ほぼ全国民的に行動の自粛を要請する今の方針が正しいということが言える。

検査する看護師、医師を含めて医療資源、検査可能数が無限あるいは十分に確保ができる
場合においては当然可能な限り検査を行う方針が正しくなる。

現実がどちらかということは言うまでもない。