新型コロナウィルスの治療薬の候補の1つとして期待されていた「ヒドロキシクロロキン」だが臨床試験の結果、効
果が現れるどころかむしろ死亡率が高まったという研究結果が出た。

このヒドロキシクロロキンはマラリア予防・治療薬であり、新型コロナウィルスにも効果があるのではないかと期待されてきた。

ドナルド・トランプ大統領は「神の贈り物」「ゲームチェンジャー」と呼んだりもしていた。

医療スタッフの間で一部の患者には、この薬物投与が、心臓や視力に悪影響を与えることができるという指摘が提起されたことがある。

米国サウスカロライナ州の臨床助教授などが導いた研究チームは21日(現地時間)医学論文事前公開サイト
メドアーカイブに掲載した論文を介して、このように主張した。
その結果、全体の患者のうち、通常の治療と一緒にヒドロキシクロロキンを投与した97人の死亡率は28%であった。
一方、ヒドロキシクロロキンを投与していない患者158人の死亡率は11%にとどまったという。ヒドロキシクロロキンを
投与することにより死亡率が2倍〜3倍になってしまうのだ。

ヒドロキシクロロキンが効果が無いと分かった今は、アビガンやイベルメクチンにアビガンに頼るしかないが、世界各国がワクチンを研究中である。

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