4/18(土) 22:56配信

妊婦用布マスクに髪の毛や汚れ1900件 厚労省配布
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200418-00000037-asahi-soci

 厚生労働省は18日、新型コロナウイルスの感染拡大によるマスク不足対策として
全国の妊婦に配布を始めた布マスクの一部に、汚れなどの不良品があったと発表した。
17日時点で80市町村から1901件報告があったという。
厚労省は、市町村に対して不良品を配布しないよう求めるとともに、
新品と交換するとしている。

 厚労省によると、14日から妊婦用の布マスク計約50万枚を全国に発送。
布マスクは、妊婦が母子健康手帳を受け取る際などに配ることになっていた。
マスクを受け取った市町村から「変色している」「髪の毛が入っていた」などの報告が
相次いだという。

 布マスクは、すでに介護施設などに1930万枚を配布済み。
これまでに不良品の報告は、介護施設から髪の毛の混入が1件、配布が続いている
小中高校や特別支援学校向けでも虫の混入が1件あったという。

 厚労省は、17日から始まった一般世帯向けへの布マスクは、目視による点検を
徹底しているため不良品が配られる可能性は減っている、としている。
メーカー4社に対し、生産体制の見直しや検品の徹底を求めている。(姫野直行)