産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、自民党の石破茂元幹事長が2カ月ぶりにトップに立った。
 今年3月の前回調査では安倍晋三首相に僅差で敗れて2位に甘んじたが、今回は大きく差をつけた。

 石破氏は前回調査より1.7ポイント増の20.2%で、首相の15.4%や小泉進次郎環境相の9.3%を抑えた。
 新型コロナウイルスへの政府の対応を「評価しない」と回答した人の22.8%が石破氏を支持しており、緊急事態宣言を発令してもなお、
感染者が増え続けていることに対する政府への不安や不満が石破氏を押し上げたようだ。

 自民党支持層に限れば、石破氏は18.7%で首相の30.7%に及ばない。
ただ、立憲民主、国民民主両党の支持層からは4割以上の支持を得た。

 石破氏を除く「ポスト安倍」候補では、河野太郎防衛相が3.6%、自民党の岸田文雄政調会長が2.7%、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が1.3%。
 政府の新型コロナへの対応でメディアへの露出が増えた西村康稔経済再生担当相は茂木敏充外相と並んで0.3%、加藤勝信厚生労働相は0.2%だった

 立憲民主党の枝野幸男代表は2.2%で前回より2.7ポイントと大きく下げた。

https://www.sankei.com/smp/politics/news/200413/plt2004130011-s1.html