5分でわかる、韓国社会を震撼させた大規模ネット性犯罪「n番部屋」事件の詳細

新型コロナウイルス感染症が全土を脅かすなか、韓国で「n番部屋事件」が世論を怒りに震わせている。

事件の主犯である「博士」は、「テレグラム」と呼ばれるSNSサイトの鍵が掛かったチャットルーム内で、
全裸の女性が「私はあなたの奴隷」と言いながら卑猥なポーズをとったり、女性自らが自傷行為や性行為に及んだりする動画を公開しており、
このチャットルームへの入室料を仮想通貨等で取得していた。


★事件の詳細を綴った動画
 動画の女性らは、逮捕された「博士」に脅迫され、性暴力の被害を受けたという。
被害にあった女性は最低でも70名を超え、その中には16名の未成年も含まれている。

「n番部屋事件」とはどんな事件なのか。加害者は誰で、被害者は誰だったのか?


■「n番部屋事件」の経緯
事件の始まりは2018年。SNSサイト「テレグラム」内に開設された「1番部屋」から「8番部屋」の団体チャットルームが密かに注目され始めた。
この「テレグラム」というサイトは、ドイツに本社がある会社が運営しており、そのセキュリティーの高さから、麻薬の密売や売春斡旋等の非合法な取引の場にも利用されていた。

団体チャットルームを開設したのは「カッカッ」というハンドルネームを持つ者。このチャットルームを通称「n番部屋」と呼んだ。

 カッカッは、Twitter上に顔を隠して裸体をアップしている女性を探し出し、彼女たちにハッキング用のリンクを送り付け、
そのリンクをクリックした女性たちの個人情報を入手したうえで、「警察に通報する」、「家族に連絡する」と彼女たちを脅した。
そうされたくなければ、カメラの前で卑猥な行為をしろと強要した。女性が拒否すれば、全裸写真を彼女の家族や知り合いに無差別に送り付けた。
この被害者の中には、女子中学生が多く含まれていたという。

<続く>

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00215522-hbolz-int