検査の基本的な考え方を知って欲しい。
知らなきゃ話にならない。

検査の精度をしめす度合いは、感度と特異度の二つある。
感度とは、感染者を正しく陽性と判定する度合い。
特異度とは、正常者を正しく陰性と判定する度合い。

だから
PCR検査を感度95%特異度95%と、精度の高い検査だとしても、
100人の感染者を集めて検査すれば、95人は正しく陽性と判定されるが、5人は感染者なのに間違いの陰性反応がでる。
逆に
100人の正常者を集めて検査すれば、95人は正しく陰性と判定されるが、5人は正常者なのに間違いの陽性反応がでる。
でも問題はここでは無い。

問題は
この検査を無造作に広く行った場合。
ナンバー2のイタリアでも100万人に900人の感染割合。
ほとんど健康な人100万人の中に感染者が900人いるって事だな。

100万人に対し900人がもの凄く小さいので、かつあいするが
正常者を100万人集めて検査すれば、5万人は正常者なのに間違って陽性反応が出るわけ。本当の感染者は900人なのにだ。
陽性反応がでた55人に1人しか本当の感染者はいない訳。

ココを素人さんは分かってない。
医師はこの事を知っていて、事前確率(有病率)を上げる。