北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
日本の検査数が少ないと報道されていますが、確かに当初は「なぜこの人を検査してくれないのか?」といったケースもありましたが、
現在では概ね中等度以上の患者はほとんど検査されており、その実数に大きな乖離はないように思います。

北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
一方、無症候やほとんど症状がないような人は検査があまりされていないので、検査数を増やせばそうした症例数は増えると思われます。
山に例えれば裾野の部分は大きくなると思いますが、7-8合目以上の規模は概ね把握されているのが実感です。

北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
COVID-19を疑う根拠が非常に乏しい人に検査をしても事前確率が低く、あまり意味がありません。
一方、普通ではない肺炎像があったり、濃厚接触者は事前確率が高く、こうした人達は逆に積極的に検査はされている印象です。

北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
COVID-19の臨床的特徴は「非常に肺炎を起こしやすい」ということではないでしょうか。
インフルエンザ患者を診ていても、細菌性肺炎の合併は時々あってもウィルス性肺炎自体はかなり稀です。
しかしCOVID-19では、通常なら風邪程度の症状でもCTを撮影すると、複数の肺炎像が見られます。

北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
すでに報告されているようにこのCT像がかなり特異的です。
胸膜にへばりつくようなすりガラス、あるいは網目状の陰影が複数見られます。
通常の細菌性肺炎とはかなり異なる印象です。
他院からCOVID-19の鑑別のために患者さんが紹介されてくるのですが、CTでスクリーニングをおこない、

北川/脳神経内科医/開業準備中 @kitagawaneuro
怪しい影があればPCR検査をおこなっているのが現状です。
幸いCTスキャンが2台あるため、一般患者と分けて検査することが可能でした。
またCTでは明らかな多発性陰影でも、レントゲンではかなり分かりにくく、それだけでは否定できません。