ロシアのプーチン大統領は、テロが相次いだ2000年代の初めに、身の安全を確保するため、本人そっくりのいわゆる「影武者」を用意する
という提案が実際にあったと明らかにしました。ただ、それは断ったとして、みずからテロとの戦いの先頭に立ってきたと強調しました。

これはロシアのプーチン大統領が国営のタス通信のインタビューで明らかにしたもので、27日、その内容が配信されました。
この中で、プーチン大統領に影武者がいるのかがインターネット上で話題になっていると尋ねられたプーチン大統領は、「現在もいないし、これまでもない」と否定しました。
ただ、チェチェンの武装勢力による大規模なテロが相次いだ2000年代の初めに、身の安全を確保するため「影武者」を用意するという提案が実際にあった、
と明らかにしたうえで、「それは断った」と述べ、みずからテロとの戦いの先頭に立ってきたと強調しました。
プーチン大統領をめぐっては、「顔が違うことがある」などとして、影武者がいるのではないかといううわさが絶えませんでしたが、
これに対して本人みずから、その案が一時、検討されていたことを認めた形です。

プーチン大統領は、就任からことしで20年になることに合わせてタス通信によるインタビューに答えていて、来月下旬にかけてさまざまなテーマで配信されることになっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200228/k10012305491000.html