‪『手術も検査もできない!?』マスク不足が“医療機関”で深刻問題に…政府が増産要請
https://www.mbs.jp/news/sp/kansainews/20200204/GE00031448.shtml‬;

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドラッグストアなどではマスクの品薄状態が続いています。マスク不足でさらに不安が広がる中、
影響は医療機関にも出始めているようです。

中略

「コロナウイルスが流行り出してからすぐに売り切れる状態になりました。入荷するかどうかもはっきりはお伝えできない。
朝に並んで待っている人もいます。」(ドラッグストア店員)

フリーマーケットアプリ「メルカリ」では、マスクの品薄を受け、1箱1万2500円など高額で出品されています。また、こんな中国からの旅行者も…。

「友達にいっぱい頼まれて。(何枚買った?)いっぱいですね。何十セットも。(何店舗のドラッグストアをまわった?)100店舗くらい。」(中国からの旅行者)

そうしたマスク不足が大きな問題となっているのが医療機関です。兵庫県の公立豊岡病院では、1か月で約2万枚のマスクを使用しています。
現在、8000枚ほどの在庫があるものの、入荷の見通しは立っておらず、2週間で無くなるおそれがあるといいます。
工夫して乗り切るしかないとしていますが、このままでは病院機能が停止する可能性があるといいます。

「手術もできない。検査もできない。不潔になってしまいますからね。うちの病院としては新しい患者を受け入れられないことになる。
少し危険ですけれども、インフルエンザなどに感染している患者を処置する以外ではマスクをしないとかね。」(公立豊岡病院 三輪聡一病院長)

こうした状況を受け、1月28日には厚生労働省および経済産業省からメーカー側に対してマスクの増産を要請をしたということです。

すでに増産体制をとっているのが大阪の繊維メーカー「シキボウ」。今年1月末までの2週間で1年間分の高性能マスクが売れたということですが、
新規の受注に対しては4月頃には納品できる見通しだといいます。

感染拡大を続ける新型ウイルス。マスク不足で不安はさらに広がっています。