中国・大理市が輸送途中のマスク30万枚緊急徴用 購入した重慶市が返却要求 新型肺炎

 新型コロナウイルスによる肺炎対策を巡り、大理石の産地として知られる中国雲南省大理市が、重慶市が購入し、
輸送される途中のマスク30万枚を緊急徴用したことが明らかになった。

大切なマスクを奪われた形の重慶市は「感染防止のための緊急物資なのに」と返却を要求している。
6日付の中国紙・新京報が報じた。

 中国では感染が全土に拡大し、マスク不足が日に日に深刻化。

中国国内のインターネット上には「(新型肺炎の発生地である)湖北省に隣接し、
感染者が300人以上いる重慶市のマスクを、7人しか感染者が出ていない大理市が奪うなど民族の恥だ」と批判が噴出している。

https://mainichi.jp/articles/20200206/k00/00m/030/151000c
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