金地金6キロを成田空港で国内に持ち込もうとしたとして、東京税関成田支署は30日、韓国籍の自称ピアニスト、大山明広こと朴明祐容疑者(55)=東京都新宿区高田馬場=ら3人を、
関税法違反未遂(無許可輸入)などの疑いで東京地検に告発すると発表した。3人は警視庁戸塚署に29日、同容疑などで逮捕されており、一部は容疑を認めているという。

税関は、朴容疑者が2017年5月〜18年2月、成田、羽田両空港でカートに隠す手口で、韓国籍を中心とする親族や知人ら約30人で計約497キロ、約24億7500万円相当の金地金を持ち込み、消費税約1億9800万円の支払いを免れたとみている。

税関によると、朴容疑者の交際相手の息子で会社員、石井翔容疑者(25)=さいたま市大宮区三橋=が17年10月、注意書きパネルを偽装して金地金を入れた金属箱をカートに取り付けていたのを、税関職員が「パネルにしては分厚い」と不審視。
トイレで金地金をスーツケースに入れ替えて通関しようとしたところを摘発した。その後、警視庁と合同で捜査を続けていた。

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