静岡県のラーメン店が中国人観光客を追い出したとの情報が、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で反響を呼んでいる。

香港フェニックステレビの李●(リー・ミャオ、●は水3つ)記者は27日、自身の微博アカウントで、入店を拒否された中国人観光客の女性、郭(グオ)さん(26)と店側へのインタビューの音声を掲載。

郭さんによると、同日の午後2時すぎに静岡県のラーメン店に入店。
水を運んできた女性店員に「ランチセット」と注文すると、中国人だと気づいたのか表情が変わり「China Out!」と叫んだという。

郭さんは「彼女はとても興奮していて、声も大きかったです」「(店員は)すぐにテーブルの水を下げていきました。

東京の飲食店の店員さんの接客はとても良かったのですが」などと語った。
李記者が「当時、店に他のお客さんはいましたか?」と尋ねると、
「たくさんいましたよ。すごく気まずかったので『すぐに出よう』という感じでした」「初めて偏見を感じました。気持ちの良いものではないですね」と落ち着いた様子で語った。

一方で、李記者が同店に電話取材をすると、対応した女性は「うちはお断りしてます。
今の新型コロナウイルスの関係です」「中国人とか東南アジア系は一切お断りしてます」と話した。
理由については、「うちのマスターが肺炎にでもかかったら命とりなので」とし、李記者が「それは差別になりませんか?」と尋ねると、
「だから何ですか?差別だろうと何だろうとマスターが死んだら困ります。あなた責任取れるんですか?」とやや声を荒らげた。
最後は名前を聞いた李記者の言葉を遮るように電話を切った。

ただ、中国のネットユーザーから寄せられたコメントは意外にも店を批判するものは少なく、「中国国内でも武漢人を避けている。日本人が中国人を避けるのも驚くことじゃない」
「お店の人も怖いんだよ。友好的ではないけど、理解はできる」「中国の店でも、今この状況で武漢人が客としてやってきたら喜んで接客できるだろうか」「店には客を選ぶ権利がある」
「店が『あなた責任とれるのか』と聞くのは全くもって正常。国内では武漢人は通報の対象、食事を拒否したくらいで騒ぐ必要はない」など、理解を示すものがほとんどだった。

https://news.livedoor.com/article/detail/17729185/