【独自】新型肺炎の死者6割に持病、平均年齢73歳…中国当局分析
2020年1月26日 9時22分 読売新聞オンライン

新型コロナウイルスによる肺炎で、22日までに死亡した感染者17人(48〜89歳)のうち、
全体の6割近くは感染前から心臓や腎臓などの持病が確認されたと、中国政府の国家衛生健康委員会がホームページに掲載した。
平均年齢は73・3歳で、60歳未満は2人だった。
専門家は「重症化し、亡くなる感染者の多くは持病を抱える高齢者」と分析している。

最も若い48歳の女性は、糖尿病と脳梗塞こうそくの病歴があった。
昨年12月10日、38度の高熱や体の痛み、疲労などが出た。年末に息切れが出るなどし、
病院で肺炎の治療を試みたが、1月20日に亡くなった。
2番目に若い53歳の男性は、持病が報告されていない。
未成年の死亡はなかった。
感染症に詳しい東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「健康な若い人が亡くなるリスクは低い可能性がある。
子どもの死亡例がないのは、発生源とされる市場の出入りが少ないからではないか。持病を抱える高齢者は注意が必要だ」と話す。

https://news.livedoor.com/article/detail/17719557/