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小泉環境相、石炭火力に反対表明
ベトナム建設計画、温暖化批判で

小泉進次郎環境相は21日の閣議後記者会見で、三菱商事が関わるベトナムの石炭火力発電所の建設計画に反対の立場を表明した。事業を止める権限はないが、地球温暖化対策を妨げるとして問題視されていることを踏まえ「国際社会から批判を浴びながらこのような実態があるのはおかしい。国民、国際社会の理解は得られない」と述べた。

政府は、最新鋭の発電設備導入など一定の要件を満たせば発展途上国の石炭火力発電所建設を支援する方針だが、これに一石を投じた形。
閣内不一致との指摘が出る可能性もある。小泉氏は今後、関係省庁と支援の在り方を議論したい意向も示した。

https://this.kiji.is/592283846713754721


■実際の会見動画
https://youtu.be/uZ3c4768RBI?t=147
から2分程度

■別ソース記事
「出資は日本、建設は中国。おかしい」小泉環境相が海外支援案件に異論

小泉進次郎環境相は21日の記者会見で、日本企業が出資し、中国企業などが建設を担当するベトナムの石炭火力発電所をめぐり
「日本がお金を出して、作るのは中国。こういう実態はおかしい」と述べ、計画の見直しに向けて議論すべきだとの考えを示した。

ベトナム中部の石炭火力発電所「ブンアン2」は三菱商事の子会社が建設を計画している。小泉氏によれば、日本の国際協力銀行(JBIC)が融資するが、建設は中国や米国のプラントメーカーが行う予定という。

政府は、海外での石炭火力発電所の導入支援に関して、平成30年7月に閣議決定したエネルギー基本計画で「相手国からわが国の高効率石炭火力発電への要請があった場合」などに限定している。

小泉氏は中国企業が建設を担う「ブンアン2」は、この要件に該当しないとの考えを示し、「各省ともこれをおかしいか、おかしくないか、議論すればいい」と語った。

https://www.sankei.com/politics/news/200121/plt2001210032-n1.html