「キャロルは、1月8日付の『パリジャン』紙で、インタビューを受けています。そこで次のように日本を批判しています。
『(ゴーンの)記者会見の直前に私の逮捕状を出したのは、夫に圧力をかけるためです。
(日本は)偉大な民主主義国家と言われているのに、ずいぶんセコイのね。
私の逮捕は、日本の検察の復讐です。カルロスの独房は犯罪者、テロリスト、ヤクザと並んでいます。
夫がレバノンへ出発したのは、唯一可能な選択肢でした。裁判は際限なく延期され、自由を奪われ、人間性を失わせようとしました。
自白しなければ、99・4%有罪になります。カルロスは罪を犯していないから、自白はしません。
だけど、このままだと、有罪になるだけです。今日のカルロスの記者会見では、真実を暴露します。
陰謀の犠牲者として、ルノー、日産に宣戦布告をします』。言いたい放題ですね」(同)

 ゴーンの記者会見もそうだが、キャロルのパリジャンのインタビューの内容は、すべてフランスの広報会社『イマージュ7』が考案したものだという。

「イマージュ7は、企業宣伝や選挙、マスコミ対策などで、イメージ戦略を組み立てるエージェント。ゴーンは逮捕後この会社と契約を結んでいます。
キャロルがゴーンの勾留中に、NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(国際人権組織)や国連、
トランプ大統領、マクロン大統領に助けを求めたのも、イマージュ7の指示だと言われています。
ゴーンがレバノンに入国すると、イマージュ7のアンヌ・メオ社長がレバノンに飛んできて、あれこれと指示を出しているそうです」(同)

 もっとも、派手な結婚パーティを催し、セレブ好きなキャロル。フランスでの評判もあまり芳しくはない。
彼女のイメージを良くする方法はあるのだろうか。

「ゴーンがレバノンに国外逃亡したのは、保釈中に妻と会えなかったことを理由にしています。
そう訴えれば庶民にも、妻を想う夫としてうけがいい。逃亡も仕方がなかったという空気になりますからね。
本当にゴーン夫妻がラブラブなのかどうかはわかりませんが、イメージ戦略として、“夫婦愛”を全面に打ち出しているのかもしれません」(同)

 今や何をやっても信用されないお二人――。