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性生活にトラブルを抱えている人は世界中に存在し、治療法として女性用バイアグラから精力と勃起力を鍛えるスマート下着までさまざまな薬やデバイスが開発されています。そして新たに、早漏を制御できる「ばんそうこう」が開発されており、2020年1月7日から10日まで行われている家電の見本市CES 2020でそのプロトタイプが公開されました。

CES 2020で発表された、早漏を治療するばんそうこうがコレ。まだ開発中であるため名前はないとのこと。バッテリー接続された電極がマイルドな電気刺激を与えます。

「貼っている部分に電気刺激を与える」というデバイスは多くの場合、筋肉の痛みを解消するために使われます。一方で、このばんそうこうは男性の会陰部に貼ることで神経系を混乱させ、性行為中の射精を遅らせることを目的としています。

早漏の症状を呈する男性は全体の30%にも及ぶといわれていますが、その原因は完全に理解されていません。2020年時点の治療法は、行動療法から麻酔、投薬までさまざまです。

早漏用ばんそうこうを開発するMorari MedicalのCEOであるジェフ・ベネット氏によると、ばんそうこうは男性が着用するものですが、本人である男性と、パートナーである人物の双方がコントロール可能とのこと。スマートフォンアプリやFitbitでばんそうこうをオン/オフでき、「ボリューム」で感度を調整できるそうです。

会陰は射精の信号が脳に伝えられるための神経系が集まるエリアであるため、ここに電気エネルギーを送ることで神経を混乱させ、感度を下げることができると考えられています。一方で、このばんそうこうは早漏に悩む5人の男性において実験がなされた段階。いずれの男性も「ポジティブな感想」でしたが、その効果はあくまで主観に基づいています。

ベネット氏は2021年半ばまでにデバイスを市場に投入することを望んでいるとのことですが、その際は衛生面から使い捨てになる予定で、価格帯は「1つ25ドル(約2700円)が合理的だと考えている」とのことです。

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ソース
https://gigazine.net/news/20200111-bandaid-for-premature-ejaculation/