クジラ料理はまずいのか。
捕鯨とクジラについて考えるなら、実際に食べて確かめることは欠かせません。
前回はノルウェーの捕鯨船で食べた料理について書きました。
今回は、ノルウェーや日本の飲食店で食べた料理を紹介します。そこで目にしたのは、日々進化する保存・調理方法と、多彩な料理のバリエーションでした。(朝日新聞名古屋報道センター記者・初見翔)

300グラムのステーキ
まず、ノルウェー西部の港町オーレスン近くの島にあるレストラン。

ここは、私が乗船した捕鯨会社「ミクロブスト・バルプロダクタ・エーエス」の本社のすぐ近くで、乗船前にランチで案内してもらいました。

洗練された白無地の丸皿で提供されたのは、大きな塊肉のステーキ。ナイフで真っ二つに切ると、中はきれいなピンク色です。
学生時代にフレンチレストランのキッチンでアルバイトをしていた私は、低温でじっくり火を入れたんだろうな、と思いました。

食べてみると、若干細かいスジがあるのを感じますが、その分厚い見た目にしてはやわらかい。牛肉よりもみずみずしく、しつこさはありません。
北欧で有名なジャガイモの蒸留酒「アクアヴィット」でフランベしているそうで、後味もすっきりでした。朝食を食べ過ぎたので、最初は全て食べきれるか不安でしたが、300グラムはあっという間に腹におさまりました。

熟成肉が主流
別のレストランではクジラ肉のスモークもいただきました。こちらは和食に慣れた口にはやや香りが強かったのですが、付け合わせのモッツァレラチーズと合わせると絶品でした。




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