【オーストラリア】 ラクダの虐殺に馬も追加

最大1万頭のラクダを殺すことを決めたオーストラリアで、ラクダの虐殺が始まったが、その中には野生の馬も含まれている。

南オーストラリア州で1万頭以上ものラクダが水をたくさん飲み過ぎるのを阻止するために、ヘリコプターから撃ち殺すことが発表されていた。

それが実行に移された。

イギリスの公共放送局BBC(ビービーシー)の報道によると、数千頭ものラクダが殺された。その中には野生の馬もいた。

ラクダ虐殺の発表は、ソーシャルメディアで大きな反発を招いた。

コアラとカンガルーは大切にする一方でラクダは1万頭以上殺すという矛盾した決定は、世界から非難された。

オーストラリア全土に120万頭いると考えられているラクダの数を管理下に置くために実行されることになった虐殺計画は5日間続けられることが予定されている。

ラクダは、もともとはオーストラリアにはいなかった。19世紀に、インド、アフガニスタン、中東から、イギリス人移住者によって運び込まれた。

オーストラリアで殺されるのは、ラクダや野生の馬だけではない。

オーストラリア政府は昨年(2019年)、野鳥などオーストラリア固有種を獲物にする野生の猫を、2020年までに毒入りソーセージで200万頭殺す計画も発表している。

http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2020/01/09/deve-20200109-1338107