東京都は環境に優しい活動などに参加し、費用をキャッシュレス決済で支払った人に、「東京ユアコイン」という都独自のポイントを付与する新たなモデル事業を実施する方針を固めました。
このモデル事業は東京都が、国連が掲げる「SDGs」(エス・ディー・ジーズ)=「持続可能な開発目標」とキャッシュレス化を同時に推進しようと試験的に行うものです。
具体的には混雑時を避けて出勤する「オフピーク通勤」や、マイバッグを持参しての買い物、それにプラスチックごみの削減など、
SDGsに資する活動を行った人が、かかった費用をクレジットカードなど、キャッシュレス決済で支払うことを条件に、「東京ユアコイン」というポイントを付与するとしています。
このモデル事業は都内の東急電鉄沿線地域などと、大手町・丸の内・有楽町を対象エリアに指定して行う予定だということです。
また「東京ユアコイン」は民間の決済サービスのポイントと交換できるようにするということで、利用できる店舗を選定したうえで、来年1月から2月ごろに試験的に実施するということです。
都はこのモデル事業を通じてキャッシュレス決済に対する効果の検証を行い、将来的には都独自のデジタル通貨の発行も検討したいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191206/k10012204021000.html