森ゆうこ参議院議員の懲罰等の検討を求める請願書提出
2019年12月02日 11:31

本日(12月2日)朝、「国会議員による不当な人権侵害(森ゆうこ参議院議員の懲罰とさらなる対策の検討)に関する請願書」を提出しました。

森議員による人権侵害の経過

10月15日参議院予算委員会で、森議員は私を名指しし、「国家公務員ならあっせん利得、収賄で刑罰を受ける」と発言しました。私が特区提案者から金銭を受け取ったとの意味です。

森議員は毎日新聞記事を根拠として示しました。しかし、ネタ元の毎日新聞も、そうした報道をしたつもりはないと主張しています。

争いの余地のない、事実無根の誹謗中傷です。

森議員に対し、発言につき説明を求め続けていますが、今日に至るまで、説明がありません。あまりに無責任な対応です。

私は、当事者双方の証人喚問を求めていますが、これにも全く対応いただけていません。

さらに、11月7日参議院農水委員会では、私の自宅住所を掲載した資料を配布し、終了後、ホームページで公開・SNSで拡散しました。

国民民主党の玉木代表は謝罪コメントを公表していますが、森議員ご自身から私には、いまだに謝罪がありません。

この件は、ついうっかりではなく、自宅住所とわかっていて公開したはずです。なぜこうした行為に及んだかの説明もありません。およそあり得ない対応です。

請願について

請願では、こうした言動について懲罰の検討を求めています。また、国会における人権侵害の再発防止策の検討を求めています。

10月19日から、インターネット上で署名集めを行ってきました。11月29日13時までに、66,624人の賛同をいただきました。6万6千人の声に後押しされた請願であることを、国会でも受け止めていただきたいと思っています。

この請願がもし握りつぶされるならば、国会には重大な欠陥がある、といわざるを得ません。

国会議員には免責特権が与えられています。国会での発言につき、国会外では、民事でも刑事でも責任を問われません。

過去にも、ある病院の院長が、国会で議員に誹謗中傷され、自殺した事件がありました。遺族が最高裁まで争ったものの、敗訴しました。理由は、発言が真実と立証されたからではなく、免責特権の壁が立ちふさがったためです。

特権があるからこそ、国会議員は一人一人が、自らの発言に責任を持たなければなりません。間違ったときは、速やかに訂正・謝罪しなければなりません。まして、説明を求められて黙殺するなど、ありえないことです。

そして、本来あってはならないことですが、責任ある言動をとらない国会議員がいるときは、国会として対処いただく必要があります。つまり懲罰です。

国会が正常に機能を果たせないならば、免責特権は危険極まりない制度です。国会は、人権侵害し放題の場となりかねません。

本日提出した請願につき、国会議員の方々に、党派を超えて、問題を認識し受け止めていただけるよう、最大限の努力をしていくつもりです。

このあと、国民民主党の玉木代表、参議院予算委員会・農水委員会の理事の方々などに、請願の写しをお届けし、賛成いただくようお願いしようと思っています。

国会が正常に機能することを信じています。

(続く