「金持ってこないと遊ばない」…小5男児が同級生6人から“いじめ” 家から10万円以上持ち出す
12/2(月) 17:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00025630-tokaiv-soci




 名古屋市の小学5年の男子児童が同級生6人から「金を持ってこないと一緒に遊ばない」などと言われ、家から現金を10万円から20万円も持ち出していました。被害児童の父親は「腹立たしいし、悪質」と話しています。

河村名古屋市長:
「そりゃ残念ですわ。もっとできたことあったんじゃないのかと、真相解明せないかん」

 名古屋市の河村市長が「真相解明」を口にしたのは、市立小学校で発覚した「いじめ」についてです。

 小学5年の男子児童が同級生から現金を要求され、家から大金を持ち出していたというのです。

 名古屋市の教育委員会によりますと今年8月、男子児童は同級生の男子児童6人と一緒に使うため、自宅にあった母親の500円貯金箱からお金を持ち出しました。

 持ち出しは10月まで十数回に及び、途中で同級生からは「お金をもって来ないと一緒に遊ばない」などと言われたといいます。

 結局、男子児童が持ち出した金額はあわせて10万円から20万円に…。

 10月になって男子児童の母親が貯金箱から現金が無くなっているのに気付き、学校に連絡。事態が発覚しました。

 同級生らは男子児童と一緒に、市内の商業施設のゲームコーナーで遊んだり、フードコートで食事したりして持ち出したお金を使ったといいます。

 市教委は一連の行為を「いじめ」と認定。2日午後4時から会見を開いた市教委は…。

名古屋市教育委員会の担当者:
「関係した児童の数名から、『お金を持ってこないと遊ばない』という旨の発言があり、いじめの事案として認定をしました」

 市教委によりますと、問題発覚後の11月、学校は関係した児童6人に被害児童に対して謝罪させたということです。

 東海テレビの取材に対し被害児童の父親は「腹立たしいし、悪質。本当に反省して頂きたい」と話しています。