安倍総理大臣の地元、山口県で視察を続けている野党の追及チームは、2日朝、ツアーを企画した旅行会社を訪問しました。安倍総理を追及するための材料は得られたのでしょうか。

「桜を見る会」を巡り、野党の追及本部のメンバーが調査のため安倍総理大臣の地元、山口県下関市を訪れました。

 2日朝、野党議員らが訪れたのは桜を見る会のツアーを企画した「旅行会社」です。手に資料を持った野党議員らは会社の中には入れてもらえず、旅行会社の玄関前で短時間でのやりとりとなりました。

 野党側が旅行会社に質問した内容は、まず「2013年から2018年にかけての領収書はこちらの会社が発行したものなのか?」。
2つ目が「旅費について、宿泊費などの詳しい内容」。3つ目が「安倍事務所との間で、桜を見る会のツアーに合わせて旅費、宿泊費について取引をしたか?」などです。

 立憲民主党・黒岩国対委員長:「今、ツアー会社さんに行ってきたんですけど、この桜を見る会に関わった人たちがおびえている状態なんですよね。
安倍総理のお膝元で職員が涙ぐんでると、私も下関に入ってこれほどね、この街が安倍さんのプレッシャーに押し潰されそうだっていうのがよく分かりました」

 無所属・柚木道義議員:「旅行会社は誠実な対応で悪くなくて、本来は安倍事務所が説明するべきですね。
公選法違反、政治資金規正法違反など、ツアー会社は一切関わっていない。
実は私も、きのうもその前の日も含めて、4名の人と直接『桜を見る会』あるいは『前夜祭』に参加した方々とお会いすると、
改めてこの『桜を見る会』というのは、社会に功労功績があった方が招かれるのではなくて、安倍総理の安倍総理による安倍総理のための桜を見る会だった」

 同じ山口県にある安倍事務所には、2日朝の8時ごろ訪問し、「桜を見る会」の領収書などについての質問状をポストに投函したということです。
訪れた旅行会社からは、今のところ回答はありません。野党側は今回の訪問をきっかけに、安倍総理を追及するための確たる証拠はつかめたのでしょうか?

 立憲民主党・黒岩国対委員長:「非常に大きな安倍政権を取り巻く政治的な闇の部分が、ますます我々は解明していかなくてはいけない」

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