「朝鮮はいっそ外国の助けを受けよ」


【新刊】チェ・ソンラク著『100年前、英国メディアは朝鮮をどう見たか?』(ペーパーロード刊)

 英国の『エコノミスト』は、およそ170年の歴史を持つ経済週刊誌。経営学の教授を務める著者は、
同誌が旧韓末および日帝強占期の韓国をどのように描写したか気になり、韓国と日本の図書館を
探し回った。
エコノミスト誌の当時の記事を翻訳し、解説を付した結果物が本書だ。

本書を読めば、旧韓末の韓国が海外列強の目にどう映っていたかが分かってくる。
韓国は食料不足にもかかわらず、コメを輸出しなければならなかった。

 風前のともしびのような立場にあった旧韓末の韓国に対し、エコノミスト誌は一抹の同情も示さない。
韓日強制併合前年の1909年、同誌は「朝鮮はいっそ外国から現代的行政システムの助けを受けた方が、
朝鮮国民の利益にとって役立つだろう」と報じた。

現在の激動の韓半島は1世紀前とどれほど違うのか−と反問させる。
216ページ、1万5800ウォン (約1460円)。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191129-00080145-chosun-kr