韓国の文在寅大統領は、ローマ法王フランシスコに、 韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線がある非武装地帯を訪れ、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談するよう求めた。朝鮮日報が報じた。
文大統領の依頼は8月にバチカンに伝えられた。
朝鮮日報によると、現時点でフランシスコ法王の韓国訪問に関する報道がないことを考えると、法王と金委員長の会談を実施するという政府の計画は失敗したとみられる。
昨年10月、文大統領はバチカンでフランシス法王と会談し、金委員長からの訪朝招請を伝達した。
バチカンは、訪朝するには北朝鮮における信教の自由などが必要になるかもしれないと発表した。
これまでローマ法王が北朝鮮を訪問したことはない。
現在、フランシスコ法王は日本を訪問中。法王は23日、長崎を訪れた後、広島へ向かった。
25日には2011年東日本大震災の被災者らと面会する予定。また東京で数千人の信者を前にミサも執り行う。
フランシスコ法王は初めて日本を訪問した。なお、ローマ法王の訪日は38年ぶり。

https://jp.sputniknews.com/asia/201911246862860/