札幌で開催される2020年東京五輪のマラソンコースについて、準備の時間がないことを心配する声があがっている。
大通公園を発着点とし、市中心部を2周する案が軸となっているが、詳細が見えてこないうちに雪が降り、
自転車で行う距離計測がしばらくできなくなってしまった。

 北海道を数日前に襲った寒波で、札幌市は8センチほどの積雪があった。北海道の陸上関係者は
「コースが決まっても、積雪があるので、計測は来年4月でしょう」と焦りは隠せない。

 国際陸上競技連盟の定めでは、コースは公認の計測員が自転車に乗って42・195キロを測る。
五輪や世界選手権は、A〜C級のうち、世界で約90人、日本には4人しかいない最上級のA級計測員でなければいけない。
日本の場合、より正確を期すため、A級保持者を含む複数で測るのが普通だ。

https://www.asahi.com/articles/ASMCJ4HX0MCJUTQP019.html