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 メッセージを送ったりSNSに投稿したりするときに使用する絵文字。そのときの気持ちや状況を気軽に表現することができ、よく使っている人も多いだろう。

 さて、10月28日にリリースされたiOS 13.2では、新たに398種類の絵文字が追加されたそうだ。

 そのうちのひとつ、「一滴の血」の絵文字が、女性の月経を表すとして注目を集めているんだ。

 この「一滴の血」の絵文字は、何気なく追加されたものではないようだ。

 話はさかのぼって2017年。子どもたちの支援をする国際NGO、プラン・インターナショナルは、

女の子や女性たちが自身の月経について友人や家族、同僚と話しやすくなるように

 と、月経を示す新たな絵文字を作成するキャンペーンをスタートした。

 追加してもらいたい絵文字を投票で決め、文字コードの開発を調整する非営利団体・ユニコードコンソーシアムに働きかけようというのだ。

 5万4000人以上が好きなデザインに投票した結果、1位に選ばれたのは「生理パンツ」を示す絵文字だった。

 しかしユニコードコンソーシアムはこれを拒否。それではと次点だった「一滴の血」のデザインを代替案として提出して受理されたのだという。

 そして今回、めでたくiOS 13.2に追加されたというわけだ。

 なお、プラン・インターナショナルではこの絵文字を月経のシンボルとしているが、絵文字の検索に特化したウェブサイト・Emojipediaでは献血や出血、ケガ、または月経を意味するとしている。

 絵文字に関しては、SNSでも新たな動きがあるようだ。ナスとモモの絵文字が、フェイスブックとインスタグラムの検閲になったというのだ。

 Facebookとインスタグラムは7月に「性的表現」についての規約を更新。

 9月より正式に定められたのだが、それによるとナスまたはモモの絵文字を性的な表現と組み合わせて使った場合、「性的勧誘」と見なされて投稿を削除されるなどの措置がとられることもあるらしい。

 性的な内容と組み合わせて使うと、ナスは男性器、モモは女性のお尻を表すことが多いためなのだとか。

 インスタグラムによると、

ヌード画像や、セックスチャットを暗示的または間接的に要求するなど性的な内容の投稿に絵文字が含まれている場合にフェイスブック、インスタグラムの削除対象になる

 とのこと。

 つまり、ナスやモモの絵文字が悪いわけではなく、性的な内容とともに使用すると削除されてしまうかもしれないというわけだね。

 ナスの写真にナスの絵文字をつけたりすることは問題なさそうなので、自家菜園でナスを収穫したりなんかした際にはどんどん使うといいと思うんだ。
ソース
http://karapaia.com/archives/52284261.html