「桜を見る会」一連の問題、幕引き許すな 札幌で緊急集会
11/16 22:08 更新

「幕引き許すな」などとコールする集会参加者

 来年の開催中止を決めた安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の一連の問題について、道労連などは16日、安倍首相の説明責任などを問う緊急の街頭集会を、札幌市中心部で開いた。

 約40人が参加。道労連の三上友衛議長は「安倍首相の行為は税金の私的流用。国民への説明もうそとごまかしで乗り切れるとの意識が表れており、来年の中止のみで幕引きさせるわけにいかない」と訴えた。集会参加者は街頭で買い物客らに用紙を配り、安倍首相への「怒りの一言」を書いてもらうよう募った。

 用紙に「自分たちだけの生活が豊かだったらいいのですか」と記した札幌市中央区の後藤昌子さん(67)は、「安倍首相は困っている人を見過ごし、支持者ばかりを守る」と憤る。また、国民にも森友・加計問題で説明を避ける政権を許した責任があるとし、「今こそ、私たちが主権者としてもっと行動しなければ」と語った。(岩崎あんり)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/365473