https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51098320X11C19A0LB0000/
ヒルトン長崎(予想図)
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米ヒルトンは17日、2022年に富山市でホテルを開業させると発表した。
大規模な宴会場は持たず宿泊を中心とした施設とし、
観光客やビジネス客の需要を見込む。ヒルトンが北陸3県に進出するのは初めて。
北陸新幹線は台風の影響で当面運休や減便が続く見通しだが、
ホテル事業者の開発意欲は依然高い。

ホテルの名称は「ダブルツリーbyヒルトン」で、富山駅南側の駅から
徒歩数分の場所に201室を持つ施設を設ける。
宿泊を中心とする「ダブルツリー」ブランドの施設は国内では沖縄県に3カ所あり、
宿泊料金は1室あたり1万5000円〜2万円という。
「ダブルツリー」ブランドでの進出は本州では富山県が初めて。

ヒルトンは日本の地方都市への進出を積極化しており、
長崎市や広島市への出店も決まっている。
富山は「様々な魅力的な観光拠点がある地域」(同社)とみており、
立山黒部アルペンルートや古い街並みで知られる岐阜県高山市などを
訪れる訪日客の需要が見込めると判断した。

北陸では米ハイアットが20年にJR金沢駅前にホテルを開業する予定。
ヒルトンも「北陸の他の都市でも進出を探っていきたい」と話している。
他の外資系企業にも同様の動きが広がりそうだ。