「ここ最近、自車の売り上げが、以前より月に数万円は減りました。アメリカ軍人は、
ナンバーをつけているからといって、何をしてもいいと勘違いしている。白タク行為なんてもってのほかだよ」
本誌にそう憤慨するのは、沖縄県の中部地区在住で、米軍基地内への通行許可があるタクシー運転手。
Yナンバーとは、米軍関係者が所有する、ナンバープレートに「Y」の文字が記載された自家用車のことだ。

「沖縄でYナンバー車による白タク行為が目立つようになったのは昨年末ごろから。
SNSを通じて予約を取った米軍兵士を客にして、繁華街と基地内を行き来する光景が目撃されています」
(地元紙記者)

 情報をもとに、本誌が沖縄・北谷町美浜地区や桑江地区など、米軍関係者が集う繁華街を張り込むと、
白タク行為をおこなっているYナンバーの車両を複数台目撃した。

 11月1日22時30分過ぎ。Yナンバーをつけたワゴン車が、1分ほど客待ちをすると、
米軍関係者を乗せて夜の街に消えていった。その後も、次々とYナンバーの車両が現われては、
客を乗せて走り去っていく――。

 沖縄中部個人タクシー事業協同組合の親富祖信夫理事長が、
「米兵たちの白タク行為は理不尽極まりない」と嘆く。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191116-00010002-flash-peo