外来でよく聞く「夫は発達障害かも」…夫婦関係を保つには「ドラえもん」を見よう!

最近、養命酒製造株式会社が行った「ママの『ストレス』と『胃腸不調』に関する調査2019」は、実に興味深いので一読をお勧めします。調査対象は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする子どもがいる20〜49歳の既婚女性1000人です。全部を紹介するのは難しいですが、その中で、「夫だったらストレスを感じるアニメキャラクター」という項目に関してお話しします。

女性が結婚したくないキャラクターがずらり

 皆さんは、誰を選ぶでしょうか? 子どもがいる世帯なので、少し偏りがあるかもしれませんが、トップ3はすべてドラえもんの登場人物でした。

 おそらく、視聴者が多く、それぞれの性格がよく知られているということでしょう。ダントツの1位は「野比のび太」、次いで「剛田武(ジャイアン)」、3位は「骨川スネ夫」でした。

 のび太は、何でもドラえもんに頼って自立心が低く、結婚したらかなり手がかかりそうに思えます。ジャイアンは、すぐに暴力をふるうDV夫を連想します。そして、スネ夫は、経済力をバックにした上から目線で、モラハラ夫を連想します。ある意味、ドラえもんの主な登場人物には、女性が結婚したくないキャラクターが並んでいるわけです。

ドラえもんの登場人物に関しては、1997年、精神科医の司馬理英子氏が、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状がみられるということから、「のび太・ジャイアン症候群」として紹介しています。
落ち着きのない多動傾向を「多動・衝動性優勢型(ジャイアン型)」、集中力が欠け、物事を先延ばしにする傾向を「不注意優勢型(のび太型)」に分類しています。ADHDではありませんが、いつも上から目線で見下したような発言をし、権力(この場合はジャイアン)に弱いスネ夫も含めて、これらは一般の男性にある程度当てはまるものです。

(全文はWebで)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20191001-OYTET50022/amp/